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平野一郎、自作を語る。 9/5開催報告 ― 第三弾は12/27 モノオペラ〈邪宗門〉

作曲家・平野一郎さんのFacebook投稿(2026年9月6日)より転載します。

昨日9/5京都アイガットサロンでの【自作を語るI-2】無事終了✨
当日準備している時に、ふとルーツ探求のフィールドワーク30周年であることに気づき、最初期のエピソードを枕にして鱗宮→八幡縁起→鱗宮交響曲→八幡大縁起と記録映像を視聴しました。またしても4時間あっという間。みなさんとても熱心に没入してくださり、想像以上に楽しく有意義な時間となりました。会場には鱗宮交響曲委嘱の仕掛け人にして恩人の森川尚さんも遠路駆けつけてくださり、10年振りくらいにお話しできたのも感慨深かったです🥺個人的にも作品の持つパワーが古びるどころか年月の熟成を経て恐るべきエネルギーを蓄えていることを実感できたのも大きな収穫でした☺️

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さて【自作を語る】第三弾は年末の12/27、次はいよいよ、創作歴のみならず人生観と人生航路まで大きく変えることとなった問題作

モノオペラ〈邪宗門〉

お心付きのみなさま是非ご予定ください💥

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第三弾は女声×映像×15楽器によるモノオペラ〈邪宗門〉。
作曲歴10年目にして現れた最初の声楽作品は、なんと2時間の大作!
2011年の京都・大阪での初演、2013年大阪での再演は大反響を呼び、近年ではサントリー芸術財団刊行『日本の作曲2010-2019』に取り上げられました。
テキストは北原白秋の同名の第一詩集。南蛮趣味に彩られたその詩世界には童謡風・小唄風・浪漫派風・象徴派風に至る多彩極まる詩が並び、西方の文物への憧れが謳い上げられる一方で、古き日本の風土への郷愁と哀惜が滲み、ヴィオロン・ピアノ・フルウト等の西洋楽器や“キリシタン”の聖歌に混じって舞楽、三味線、祭囃子から野辺送りの鉦までが多元的に交響しています。
“南蛮憧憬[オクシデンタリズム]の彼岸へ”を副題とするモノオペラ〈邪宗門〉は白秋詩32篇と間奏曲から成る33面の更紗眼鏡[カレイドスコープ]。葛藤する近代日本の象徴の森というべき絢爛たる詩空間に、“声”と“音楽”更には“映像”をもって分け入り軋み響かせようとする試み。
煩びやかな表層を成す白秋詩の深奥に隠し軸として地霊の視点を措定し、日本における西洋音楽の来し方と行く末を激しくも美しく問い照らすーーその後の活動へ新たな地平を切り拓いた野心作の貴重な初演映像に触れながら、その驚くべき多層世界に潜入します。

平野一郎さんと森川尚さん(2026年9月5日 アイガットサロン)